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ようやく良い感じの出玉を見つけたので、衝動的に購入してしまいました。
私の悩みの工程は以下をご覧ください。
特に歴代エンジンのボアストロークの記事は面白いと思うので、マニアな人は読んでみる価値あるかなと思います。
さて、それではXV1600 ロードスターの純正マフラー加工について書いて参ります。
目次
純正マフラーを観察
ステーで上下とも固定してあり、独立していません。これ見た瞬間、うわ、めんどくせー、ですねww
蓋は淵が折り返して溶接されています。
排気も連結されています。鼓動感のある排気音のためにはこちらの蓋をしなくてはなりませんので、ここも切り飛ばし決定です。
試しに穴あけ
元に戻れなくなる前にまずは先ほどの蓋部分を穴あけします。
一か所穴あけして観察したのですが、どうも面倒な構造になっているので破壊しました。しかし、結論これでは芯を抜くことが出来ませんので、別の方法を試します。
上蓋を切る
破壊を進めます。
ここまでやっても抜けないだと!!!
はい、取り外しました。溶接で2点止めされていましたが、グリグリやっていたら溶接部が剥がれて抜けました。
ちなみに、溶接の構造はこんな感じです。もしやられる方がいれば参考にしてください。
内部をよく観察
先ほどの真っ黒なサイレンサーは左の大きい穴のほうについていました。内部はこんな形の構造でした。これで二重構造の内側は抜けるだろうとハンマーでシバキましたが、ビクともしません。
破壊を進めます。
後ろ側を切る
私にはある仮設がありました。それはこの後ろ側も溶接で止められているのでは無いか、ということです。
結論それは正解でした。後ろ側を切除することで、二重構造の内側のサイレンサー部が抜けてきました。しかし、ここであることに気付きます。そう、マフラーがテーパーになっているということです。つまり、前側は太くて後ろ側 (出口) が細いということで、抜けるわけが無いんですよね。
外科手術をする
ここまで来たらやけです。捨てる覚悟でマフラーを切り開きました。
ようやっと抜けました。これ、正直ここまで切り開かないと絶対内側のサイレンサー部は抜けないです。なぜなら、ここまで切り開いたのにも関わらず、引っ張り出すのに苦労したからですww
開いたら分は溶接して閉じれば完了です。このままでは直管ですので、サイレンサーを付けて完了です!
マフラー出口の外径が82φになっていたので、76.3φ 1.5t のステンレスパイプに、76.3φの車用のサイレンサーを突っ込んで完了です。
左右独立加工
最後に左右独立加工です。これはここまでの工程に比べればめちゃめちゃ簡単です。
まずは切り込みを入れます。サンダーの長さ的に全ては切れないので切れるところまで切ります。切れなかったところから多少排気が流れてしまいますが、微量なので諦めます。
ステンレス板を挟んで溶接すれば完了です。これで、左右のマフラーの排気干渉を避けて晴れて独立菅として成立します。
今回使った工具
なんぜ切りまくるので、ディスクグラインダーは必須です。これと溶接機は必須ですね。
バッテリー式もあると便利です。
切断刃も薄めであれば余計な切開も防げますし、なにより素早く切れます。10年使っている相棒ですが、本当におすすめです。
切ったら閉じましょう。人間も鉄も同じですw これだけあればだいたい今回のことは出来ます。ハンマーもスライディングハンマーがあれば良いですが、必須では無いです。
以上、今回はこんな感じで頑張りましたw