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以前こちらでチラっと紹介しているのですが、2004~2006年の最終キャブ 883 は排ガス規制の関係で燃調が極端に薄いです。
そのため、スロージェットを50番、ミクスチャー調整で本来のパワーにしているのですが、車検になると大変ですw マフラーの以下の記事の通り加工しており、車検用なんて持ち合わせていません。
と、いうことで作っていきます。
最高にちょうどいいサイズのサイレンサー素材
家に転がっていたこの手すり用パイプ。
日本向け純正マフラーにピッタリ入り込むサイズでした。これは奇跡。これをちょうどいい長さに切断して、排気を絞る加工を入れます。
マフラー独立管加工にも使ったマドラーのカップ部分ですw ここでも大活躍。ちょうどいい感じに入るよう、切れ込みを入れて叩き込みます。
叩き込んだら溶接して、余分の部分を削り落とします。覗いてみるとご覧の通り、かなり排気ガスを絞った構造になります。
固定用のネジ穴を開けて、自作のサイレンサー部分は完成です。
もちろん受け側も加工します。穴は見えるとダサいので、少し車体側の方向側に開けると良いかと思います。
音量規制はこれでバッチリ過ぎて、検査で音量を図ることもありませんでした。
苦難の排ガス
問題は排ガスでした。予備検査でもギリギリと言われたものの検査本番では落ちました。予備検査ではステンレスたわしを詰め込んだり、ティッシュを詰め込んだり、アイドリングを高くしたりしましたが、全然合格ラインまで値が落ちません。
結論、ミクスチャースクリューを全閉にしましたww
アメリカでは禁止なのでここの封印を解くのですが、これを全閉にしたらようやく基準値まで落ちました。エンジンにとってはかなーりよろしくないので、検査ラインが終わってからすぐ元に戻して帰りましょう。
使った工具
ミクスチャーを回したり、車検場でのサイレンサー脱着など、その他細かい調整を車検場で行う際には、必須と言ってもいいほどで持ち歩いています。2,000円に対してはかなりのコストパフォーマンスを発揮します。
サイレンサー自作するならもちろん切断から。また、必要であればポータブルできるバッテリー式のサンダーも、このバッタもんマキタサンダーでしたらコスパ抜群です。
今回の自作サイレンサーに溶接機がいるかどうかは微妙です。工夫次第では溶接無しでも作れるでしょう。ただ、この溶接機の性能が素晴らしいのと、やはり使った工具として紹介します。
車の車検ならサイレンサーにバスタオル詰めれば基準値大幅クリアなのですが、今回は参りました。。。