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今日はバイクのキャブレターの分解清掃についてお話します。
キャブレターは長期間放置したり (エンジンをかけない) 、錆が回ると目詰まりしてしまいます。こうなると、エンジンがはかからなくなります。ガソリンがエンジンに供給されなくなるためです。こうなってしまったら、キャブレターを取り外してこの目詰まりを除去してあげる必要があります。
このキャブレターに関しては外見が相当状態悪いのですが、中身も駄目になっていました。これは過去に乗っていたマグナ50のキャブレターで、オーバーフロー (キャブ内部のガソリン過多) になっていました。当時は訳分からずこのバイクをぶっ壊しましたww
エンジンのシリンダー数 (気筒数) が増えるとキャブレターも比例して増えます。例 4気筒 4連キャブレター。特にことバイクについてはこの傾向が顕著です。写真は現在に乗っているCB750−2 RC42で、同調を取るためにタンクを下ろしたところです。
同調とは
キャブレターは2連以上になると同調という作業をする必要があります。キャブレターももちろん、機械部品は全てが揃って動作する必要があるものもあり、不同調では調子を崩します (エンジンの回転が重い、吹けが引っかかるなど) 。そのために全てを一定に動作するようにする作業が同調 (シンクロ) です。2連以上のキャブレターを分解清掃、またはオーバーホールをした際は必ず同調をしましょう。整備レベルとしては中級ぐらいで何とかこなせるかと思います。作業には以下のようなバキュームゲージというのを使って調整します。
同調作業にはほぼ100%ガソリンタンクを取り外すので、別途ガソリンを供給してあげる必要があります。なので以下のような重力式でキャブレターにガソリンを供給してやります。
キャブレター同調で作業風景や動画があがっているので適宜参考にしてください。私が作業した頃はまだYoutubeやニコ動がオタクと呼ばれている時代だったので、作業の動画や写真は一切ありませんww 道具は上記の道具と、タンクを外す工具、場合によってはクリアランス確保をするための部品を外す工具となどがあればまぁ出来るでしょう!