記事が役立ったら下部でご評価を!
スカイライン GTRと言えば、トラスト企画 (のような気がする) ですよね。私が観測した中で、2020年~2021年の間で登録者数が2万人ぐらいは伸びていった記憶です。
トラスト企画では度々スカイランGTRは価格が高騰していると言っていたので、実際どれぐらい高騰しているのかヤフオクで相場を調査してみました。
目次
BCNR33のウンチク (飛ばしてOK)
1993年8月 9代目 R33型 スカイラインGTRが発表され、1995年1月6日にマイナス21秒のロマンを持って発売が開始されました。名エンジンRB26DETTユニットが搭載されたR33 GTRはCPUの改良が施されてエンジン出力が向上されました。
R33って、一周回ってくるとめっちゃカッコいいんですよねww 次車を作るならJZX90マークツー顔のR33 4ドア作りたいです。
まぁその辺のこまい情報はあちこちに乗っているので、R32に続いて私はR33の型式について語りたい。※ほぼR32相場情報のコピペです。
R33 スカイラインの型式は以下の種類があります。
- BCNR33
- ENR33
- ECR33
- ER33
- HR33
皆さん、こんなラインアップあるのしってました?それぞれのアルファベットにはきちんと意味があります。
R
スカイラインシリーズに付与されるアルファベットです。R32のスカイラインも後世のR34にも付きますよね。(RPS13のRは知りまへん)
B
GTRのみに与えらる型式です。なのでスカイライン R33 GTRはBCNR33になります。Bはエンジンも必然的にRB26ですが、R32のオーテックバージョンは例外です。
N
4輪駆動の車両に与えられる型式です。例えば34ステージアもWGNC34は4駆モデルです。GTRシリーズは全てアテーサETSが搭載されるので、必ず型式にNが入ります。
C
ハイキャス搭載車両に与えられる型式です。ER33やHR32はハイキャスが無い車両ということです。
H
RB20エンジンが搭載された車両に与えられる型式です。ローレルなんかはまさにHC33です。ハイキャス搭載グレードで、RB20搭載車両あれば、HCC33になります。
E
RB25エンジン搭載車両に与えられる型式です。私が乗っているR32スカイラインがこれです!!!ECR32なので、
E:RB25
C:ハイキャス搭載
R:スカイライン
32:32型
ということですね。しょーもないうんちくを垂れ流してスッキリしたので、本題のヤフオク相場に入りましょう。
調査方法
今回の調査方法はオークファンという、ヤフオクやメルカリなどの中古フリマサイトの過去取引データを参照しているサービスです。
ここから2011年~2021年のデータを引っ張り出しています。また調査に当たり、以下のキーワードを使って調査しました。
- キーワード:BCNR33 / R33 GTR
- 除外キーワード:不動者 / 部品 / 事故車 / 書類無/ ジャンク/ 仕様 (GTR仕様を避けるため)
- カテゴリー:自動車車体 / 新車・中古車
- データ数:137
データ取得後明らかにおかしい価格や重複は全てチェックして整形しています。
実際の相場表 10年分
平均金額 | 最大金額 | 中央値 | |
2011年 | ¥794,833 | ¥1,680,000 | ¥707,000 |
2012年 | ¥683,421 | ¥1,502,000 | ¥600,000 |
2013年 | ¥610,094 | ¥1,151,000 | ¥616,250 |
2014年 | ¥763,565 | ¥1,700,000 | ¥709,500 |
2015年 | ¥1,177,636 | ¥3,026,000 | ¥950,000 |
2016年 | ¥1,418,810 | ¥3,680,000 | ¥1,185,000 |
2017年 | ¥1,611,588 | ¥2,711,000 | ¥1,550,000 |
2018年 | ¥2,103,545 | ¥3,700,000 | ¥2,000,000 |
2019年 | ¥3,750,000 | ¥8,400,000 | ¥2,500,000 |
2020年 | ¥2,413,750 | ¥3,801,000 | ¥2,500,000 |
2021年 | ¥3,950,000 | ¥4,600,000 | ¥4,000,000 |
2022年 | ¥4,628,000 | ¥5,500,000 | ¥4,756,000 |
2023年 | ¥5,163,250 | ¥5,500,000 | ¥5,151,000 |
2019年だけ平均値と中央値に大きなブレがあります。最大金額を見てみると、840万円で落札された車両があるからです。R33はR32とはまた異なった価格の上がり方をしています。2020年から急高騰しているのは同じです。なお、2023年は後半1台も取引がありませんでした。
しかし、R33は割と駆け足で価格が上がっています。R32と比較してみましょう。
2018年で両車を比べると、R33は200万円代に突入しています。しかし、2020年にはR32とR33は同じ価格です。そして最終的にはR32のほうが高値になっている結果でした。
コロナが蔓延してからは以前から人気のある車、バイクは相場が跳ね上がっている傾向があるように思います。しかしこうやってデータを見るとその肌感は間違い無さそうです。
また、R33は1995年発売開始、最終型で1998年です。アメリカの25年ルールでは2020年に輸出解禁、2023年に全世代をカバーします。ここからもう一山価格が上がるのか、それとも低空飛行を続けるのか。楽しみですね。
2023年追記:BNR32は価格が落ち着きに転じている様です。
まとめ
ということで、R33 GTRのヤフオク相場を調査してみました。R32とは異なり2020年が輸出解禁年になりますが、2014年から価格が上がっています。R32に引っ張られたかなという感じですね。またR32に同じく2020年からの急高騰は半端じゃないです。