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はじめに:この記事を伝えたい人
最近iPhone高くなったな。でもAndroidって一部のコアな人達が使ってるから素人には手が出せないんだろうな。そう思っているスマホ初級から中級者に向かっているあなたに、全身全霊を込めてAndroidスマホがおすすめなんですよと、伝えたいです。
でもAndroidってダサい、遅い、使い辛い、って聞いたことがあって…。
それは一昔前のAndroidです。2018年は11月末日 Android 界隈に激震が起きました。中国メーカーのHuaweiのフラッグシップモデル Mate20 Pro の発売です。結論から言うと、今のAndroid は使い易い、デザインが良い、コスパ抜群なのです。とりあえずiPhoneの時代は終わりました。
ちなみにMate 20 Proは
- トリプルレンズカメラ
- 綺麗撮影できるAI搭載
- それをこなす最強CPUで、何でもサクサク動作
- 美しいデザイン
と当時のAndroid 最強ハイエンドスマホで、一時でも販売台数ランキングNo.1を得たスマホでした。
https://www.bcnretail.com/market/detail/20181206_96816.html ソース。
とここまでが前提です。
ハイエンド、ミドルエンドの定義
明確な定義は無いですが、指標があります。簡単な見分け方は価格とスペック = ベンチマークです。メーカーによってはシリーズでも分かります。
価格で見る
まず、価格で見る場合はおおよその指標は以下の通りです。年々ハイエンドスマホは価格が高くなっているので、2021年時点です。
- ハイエンドスマホ => 7~15万円前後
- ミドルエンドスマホ => 2~6万円前後
- ローエンドスマホ => 1.5万円以下 (選び方間違えると地雷)
ネットショップや家電量販店でチェックしてみましょう。これは簡易的なチェック方法なので、あくまで目安です。確固たる証拠は以下でチェックします。
スペックで見る
搭載しているCPUで判断します。メモリ8GBとか12GBとかもありますが、ことスマホに関してはそこまで関係ないのでここでは触れません。してくれています。メーカーがちょうど良いのを搭載
その端末がどのCPUを搭載しているかは 【端末名 CPU】で検索かけます。そして検索で得られらた CPU名 より、こう検索します【CPU名 Antutu ベンチマーク】。これで下準備完了です。
今回下部で検証する2台の実機で検索の検証を行いますが、実際の調査方法は
数あるスマホから一発で目当ての機種を絞る方法【ベンチマーク】
で行います。
シリーズで見る
海外メーカーは顕著で、そのシリーズ名がフラッグシップモデルとして飾っています。
- 【Samsung】Galaxy S シリーズ
- 【OPPO】FIND X シリーズ
- 【Huawei】Mate シリーズ (Google復活してほしい)
日本メーカーの場合はシリーズ名 = フラッグシップモデル というルール付けがありません。私の知る限りはAQUOSはギリギリそのルールが今回は省略します。
数あるスマホから一発で目当ての機種を絞る方法【ベンチマーク】
それでは、実際に目当てのスマホを調査しましょう。今回は下部で実機検証する、Galaxy S20 Ultra と TCL Plex T780H で検索をかけていきます。これが理解できると逆引きで検索して、目当ての端末に辿り着くことも可能です!
搭載CPUの検索
ではまず、【Galaxy S20 Ultra CPU】で検索し、検索結果の最上部を見ます。
ありました。ちなみにSoCはsystem on chipの略で、CPUと同義と思っても何ら問題ありません。また、Samsungはちょっと特殊で、Exynos と Snapdragon の2種類のCPUを、仕向け地によって搭載を変更しています。日本に入ってくるモデルはSnapdragonというCPUを搭載しています。
次に【TCL Plex T780H CPU】で検索かけます。
こちらもありました。
ここまでの情報は以下の通りです。
- Galaxy S20 Ultra 【Snapdragon865】
- TCL Plex T780H 【Snapdragon675】
CPUのAntutu ベンチマークの検索
この情報をもとに、こう検索をかけるのでしたね【Snapdragon865 Antutu ベンチマーク】。そして、この検索ではガルマックス (garumax) のWebサイトを見ましょう。
調べたCPUが多くのスマホで採用される場合、このようにまとめて表示されます。機種によって多少バラつきがあるのは、搭載されるメモリや、メーカーの作り方の話ですので、ここでは深堀はしません。そういうものだと認識しましょう。
左がベンチマーク総合スコアで、中央値は目検で60万スコアです。右側の数値はGPUスコアと言い、ゲームをする方にとっては気にするスコアですが、基本的に総合スコアに比例するので、目安程度で見るぐらいです。
次に【Snapdragon675 Antutu ベンチマーク】です。このCPUは搭載機種が少ないので、TCL Plex T780H で直接検索出来ました。
情報をまとめる
CPU (SoC) 名称 | Antutu ベンチマーク 総合スコア |
Snapdragon865 Galaxy S20 Ultraに搭載 | 中央値 60万スコア |
Snapdragon675 TCL Plex T780Hに搭載 | 中央値 20万スコア (別途調査済み) |
検索する時は【端末名 CPU】で搭載CPUを調べて、【CPU名 Antutu ベンチマーク】でそのCPUの総合スコアを見ましょう。
しかしながら、総合スコアは分かったけど、それで?ですよね。次の章で用途と、調べたスコアを連動させましょう。
用途を考える
普段スマホではどんなアプリをよく使いますか?ゲーム、SNS、Youtube、NetFlixなど今やいろんなコンテンツがありますよね。上記で理解したCPUのスコアですが、どの用途であれば十分事足りるのかをここではリスト化してみました。
結論から言えば、スコア30万以上あれば、現在、5万円代で十分なスマホが手に入ります。
ちなみに私は、スマホの動作がモッサリして、少しでも重くなるのが許せませんw 何も知らなかった頃は買って2か月で手放したこともありました。それも合わせて以下のリストでまとめます。
我慢できなかったスマホ 【SHV31 Snapdragon801 / メモリー2GB / Antutuベンチ 4.5万スコア】
- PUBGモバイル 最高品質でプレイ スコア40万以上
- 動画編集 高ければ高いほど良い出力 (エンコード) が速いが最低でも スコア25万以上
- SNS Youtubeなどの動画コンテンツ スコア20万以上
- 最低限の連絡に使ったり、Googleで検索したりするぐらい スコア15万以上
- 高齢のおじいちゃんおばあちゃんに持たせたい スコア10万以上
- 地雷 スコア10万以下 アプリの立ち上がり激遅いので投げつけたくなるが1万円以下で入手可能
これが理解できるようになると、今度はCPUのスコアから、そのCPUが搭載されているスマホを逆引きで調査出来ます。例えば【Snapdragon665 搭載機種】で、検索すると多くのスマホが出てきます。スコアは中央値17万です。
SD665は、SD675とは違って多くのスマホで採用されているからです。上手く使いこなせると、スマホ満足度爆上がりです。
海外輸入という選択肢もあり
目ぼしいスマホが無かった場合 (多分そうそう無いですがw) 海外輸入というものありです。しかも海外輸入の場合、日本国内で入手するより2割引き近い価格で購入することも可能ですので、選択肢としては有りです。私は2019年からスマホは3台買い換えてますが、海外輸入でしか購入していません。
詳細は以下の記事をご覧ください。海外スマホ輸入は正直探すのにかなり時間かかりますし、英語も必要になるので上級者向けです。
実機を用いた比較検証
最後に実機を実際何のCPUがどれぐらいの性能があるのか、実機を用いて検証します。
今回の実機は前述にも上げた通り、Galaxy S20 UltraとPCL Plex T780Hです。追加で、記憶上のSHV31も比較してみます。
テスト条件
- Wi-Fi 5GHz帯を使用 => 同じWi-Fiルーター
- 他のアプリは全て落と (タスクキル) しておく
- テスト前にメモリクリーンアップを実行
- テスト開始後、メモリクリーンアップは行わない
- アプリアイコンをタップすると同時に、ストップウォッチをタップ(第3のスマホ)
- テストは5回以上繰り返し、やたら遅い時などの外れ値は除外
- ウィジェット、ランチャーは同一にし、同一条件で配置
CPU (SoC) 名称 | Antutu ベンチマーク 総合スコア |
Snapdragon865 メモリ12GB Galaxy S20 Ultraに搭載 | 中央値 60万スコア |
Snapdragon675 メモリ6GB TCL Plex T780Hに搭載 | 中央値 20万スコア (別途調査済み) |
Snapdragon801 メモリ2GB SHARP SHV31 | 4.5万スコア |
CPU (SoC) 名称 | アプリを開く | 開くまでの時間 |
Snapdragon865 メモリ12GB Galaxy S20 Ultraに搭載 | Twitter/Youtube/メルカリ/荒野行動 | 1.2/1.6/1.5/13.5 (秒) |
Snapdragon675 メモリ6GB TCL Plex T780Hに搭載 | Twitter/Youtube/メルカリ/荒野行動 | 2.3/1.9/1.8/17.5 (秒) |
Snapdragon801 メモリ2GB SHARP SHV31 | LINE/フリック入力 | 3.5/ワンテンポ遅い |
全てのテストは5度以上繰り返し、外れ値を除いた平均値の時間を記載しました。
ちなみにiPhone5ではYoutubeの起動に6.5秒、Huawei P30 Liteでは1.4秒 (最速w) で起動しましたが、初回起動時は2秒前後かかる模様。HuaweiはOSを上手く最適化しているようで、これは有名な話です。
以上、スマホの探し方および、実機での比較検証についての解説でした。