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はじめに:この記事を伝えたい人
スマホ買い換えたいけど、モバイルスイカ / モバイルパスモは使いたい。最近Androidいいらしいじゃん。iPhoneから乗り換えようかな。そう考えている方にぜひ読んでいただきたいなと思います。
実体験ですが、知人に以前からAndroidスマホの営業をかけていたら、このような反応になりつい先日調査をしました。本人は買う気満々ですが、現在奥さん決済待ちです。
使用要件
今回のその知人の使用要件は以下の通りです。
- Youtubeや株のトレードを良く使う
- Youtubeは2倍速再生が基本
- 現在はiPhone7で事足りている
- 最低限のコミュニケーションツール (LINE、Gmail)
ここで、必要なスペックは理解出来ました。数値で表すと【Antutu ベンチマーク 250,000スコア以上】が指標です。ちなみに、iPhone7は235,442スコアになります。iPhone7は後から調べたのですが、私の仮説した指標ドンピシャでした (自慢ww) 。
細かい話は頑張って解説したので、もっと知りたい!という方は以下をご参照ください。
結論、2021年 4月現在はこのスマホ群
ハイエンドモデル
一例として上げましたが、シンプルにドコモ / AU / ソフトバンクで売っている、ハイエンドモデルしかありませんw 詳しくは後述の補足:おサイフケータイとはに記載しています。もちろん、格安SIM会社が提供しているスマホにもたまにありますが、数は多くありません。
ミドルエンドモデル
2021年4月時点における、ミドル帯でおサイフケータイ搭載機種の選択肢はこれ一択です。
ソフトバンク独占販売 どのメディアも注目のRedmi Note 9Tです。しかも対応周波数はドコモ、AUもサポートしています。まぁソフトバンクは推奨しないでしょうねw
- 5G:n77
- FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/26/28
- TDD-LTE:B38/40/41/42
- WCDMA:B1/2/4/8
ソフトバンクの【SIMロック解除が可能な機種の周波数帯一覧】より調査。ベンチマークはAntutuの調査により、285,340スコアを記録しています。iPhone7より高機能でiPhone8よりはやや劣るというスペックです。
しかし、機種代金は21,600円とこれ以上に無い超コスパスマホかつ、おサイフケータイ対応です。カメラも、中国の素晴らしい技術が詰まったトリプルカメラでトレンドですね。
おサイフケータイは日本だけ
さて、ここからがある意味本題です。おサイフケータイとは、一般的にモバイルスイカ / パスモ、iD、楽天Edy を使用することが出来ます。これは日本だけでしか使用出来ない、SONYの技術なのですが、これはそういうものだと認識してください。
日本市場でスマホを売りたい海外メーカーのみ、おサイフケータイに対応した機種を開発してくれます。詳しいうんぬんは下部の補足で解説しています。
おサイフケータイ対応メーカー一覧
おサイフケータイは日本だけと分かった時点で、基本的に対応しているメーカーを列挙します。
- Apple
- SHARP
- SONY
- Fujitu
- Samsung
- OPPO
- LG Electronics
- 楽天ミニ
上記メーカーは大体どの価格帯のスマホも大概おサイフケータイに対応しています。
しかし、下記のメーカーは対応機種がまばらなので要注意です。大体過去に1~3機種程度しかおサイフケータイ搭載スマホを販売していません。
- Unihertz
- HTC
- Xiaomi (Redmi Note 9Tもメーカー)
- Huawei
基本的に、目ぼしい機種におサイフケータイや、Felicaと検索すれば、対応しているかどうかが分かります。それで分からなかった場合は、安易に手を出すのはやめましょう。深く調査しても時間の無駄です。 (私はそれが好きなので1時間ぐらいはいけますw)
補足:おサイフケータイとは
さて、おサイフケータイとは何ぞやというところを解説しますが、ここではちょっと深めの話をします。まずおサイフケータイと言えば、SONYの技術、Felicaチップが搭載されています。
このチップがあるおかげで、モバイルスイカなどが使用出来るわけです。これは日本独自のもので、SONYも特許を取得しています。
海外メーカーがあまり大きくない日本マーケットにスマホを販売したいとすると、Felicaを搭載する分の開発コストがかさみます。かつ日本マーケットは台数があまり出ないので、おサイフケータイ対応 (Felica搭載) スマホが高くなります。
以下の表で考えてみましょう (数字はテキトーです)。
日本向けスマホ A (Felica搭載) | 海外向けスマホ B |
開発費用1,500万円 | 開発費用1,000万円 |
利益率50% | 利益率50% |
利益9,000万円の見込み | 利益9,000万円の見込み |
販売台数5,250台 | 販売台数10,000台 |
販売額 20,000円 | 販売額10,000円 |
売上1.05億円 | 売上1億円 |
利益9,000万円 | 利益9,000万円 |
Aのスマホは日本向けで、日本限定品になりますので、【世界各国の人口 VS 日本】ではさすがに話になりません。日本市場だと想定販売台数は2倍ぐらいは伸びるかもしれませんが、海外だと5倍ぐらい伸びるかもしれません。もっとマーケットが大きいと予想出来れば5,000円で販売しても余裕でしょう。
つまり、Felica搭載スマホは海外での需要が皆無なわけですので、ある程度単価を上げざるを得ません。それか利益率の高いハイエンドモデルだけに搭載する、という考えになります。格安スマホにFelica搭載機種が少ないのはこういった考えがあるのでは無いかと予想してます。
ちょっと掘り下げます。
これをメーカーX製品のスマホ A / B / C / D に置き換えます。そのうち日本国内向けはAに絞り、Felicaを搭載することになりました。おサイフケータイ対応スマホが欲しい場合、選択肢はAだけです。
他のスマホメーカーも大体同じ戦略を取っていますので、メーカーが増えると以下のような構図になり、日本版モデルはどんどん選択肢が狭くなります。メモリやストレージなどのオプションも海外版モデルですと、実は選択肢が広いんですよ。
しかもこのうちBは、スペック的にはAとあまり変わりはありません。しかし、Felicaを搭載する設計を行うのと、日本向け限定では台数が多く売れないので、Aのほうが高いのです。悔しい。
ということで、私がおすすめしているのは、海外直輸入をして、B、C、Dを安く買おうぜ!ということなのです。興味ありましたら、ぜひ以下の記事もご覧ください。
ちなみに、同じAの機種でも、日本版と海外版では海外版のほうが2~3万円安くなります。海外直輸入は顕著に安く購入出来ますよ~。また、おサイフケータイはこのスマートウォッチでカバーできます。
そして、そこまでおサイフケータイに関心があるのであれば、スマホをお財布化しましょう。