A07加工編|【約4L】世界最小レベルのMini ITX ゲーミングPCを組む【後編】K39とA07 | 車/バイク/DIY/PCとか自作のSHOブログ

A07加工編|【約4L】世界最小レベルのMini ITX ゲーミングPCを組む【後編】K39とA07

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前編はこちらから

前編で話した通り、A07はCPUクーラーのファンの音がかなり耳障りです。

今回はそれを改善するための加工と、Ryzen9 3950X を冷やし切れない問題に対処します。

 

目次

A07ケースの特徴 (前編と同じのため飛ばしてOK)

外観

K39と比較するとお洒落な外観をしています。

しかし通風させるための穴が非常に小さく、窒息しています。

おかげでCPUクーラーの吸気する音がかなり大きく、デスクの上に置くとかなり耳障りでストレスです。

CPUクーラー全面の蓋を開ければ音が1/3程度に抑えられますが、現実的では無いですね。

エアフロー

一定間隔で穴開けがしてありますが、1つ1つの穴が小さく、エアーの吸入効率が激悪です。

自然にエアーを外に出せないため、ケースの上に排気ようのファンを設置しないと熱がケース内に籠ります。

 

構成

MB:Fatal1ty B450 Gaming-ITX/ac – ASRock

CPU:Ryzen9 3950X

CPUクーラー:Thermalright AXP90-X36 (加工) 【高さ制限 40㎜】

メモリー:DDR4 [8GB] / DDR [16GB] 【24GB】

GPU:GTX1070 AERO ITS 8GB

ストレージ:NVME SSD 1TB

電源:Enhance「FLEX 450」(Noctua NF-A4x20)

 

 

A07ケースの加工

ちょうどCPUクーラーのファンが来るところを取っ払うため、ケースに四角く穴あけを行います。

これでCPUファンが頑張って少ない穴から吸気する音を1/3ぐらいまで軽減できます。

スクショを取り忘れましたが、これだけでアイドリングの温度は【70℃ → 67℃】まで下がりました。

 

CPUクーラーの加工の検討

ケースを穴あけして気が付いたのですが、前面パネルまで、あと5㎜ほど余裕がありました。

さらにラッキーなことに、CPUクーラーを止めているネジも5㎜ほどネジが余っていました。

 

緑がマザーボード、黒がバックプレートです。

 

これで思い付いたのが、以下の設計図でした。

 

CPUクーラーとCPUヒートスプレッダの間に、4㎜厚の銅かアルミ板を挟みこみ、全体の容量UP作戦です。

ファンの厚みや、CPUクーラー換装も検討したのですが、高さ40㎜だとちょうど良くハマるものがありません。

 

採寸

設計の概要は確定したので、実際にマザーボードと睨めっこで設計を検討します。

 

1辺が80mmの銅板でジャストフィットという感じです。

そして銅板の製品を漁ると100㎜しか無かったため、100㎜でも検討してみますがあちこちに干渉しました。

 

その結果90㎜×100㎜サイズで、マザーボードを目一杯使うサイズに切り出し、形は確定しました。

これで行きますww

 

 

加工

 

100×100 4㎜厚の銅板を入手したので早速加工します。

 

あちこち切り飛ばし、フィン計上を作りだし・・・・・

完成!!!

 

大体こういう感じで搭載できます。

 

実際にマザーボードに組み込んだ状態がこんな感じです。

めちゃめちゃカッコいい。

手前の飛び出てるチップは、取り付け時に飛ばしてしまいました。。。

半田付け技術があるわけではないので、無理やり電線で繋げましたが、特に不具合は無いですw

 

 

そして前編と同様に組み込んだ後の全体像がこちら。

ちょうどギリギリのツラで、元の状態よりめっちゃかっこよき。

上部にファンを置かなければもっとスタイリッシュなのですが、これのあると無しでは3℃~5℃ぐらい温度が変動しますw

次は上部にファンが増設できるようにカスタムしたいですが、今回の加工は一旦ここまでとします。

 

 

温度計測 加工前

では実際にcinebench R23を使った温度計測を比較していきます。

条件は以下の通りでした。

計測条件

CPU:Ryzen9 3950X

CPUクーラー:Thermalright AXP90-X36 【加工無】

室温:28℃

計測結果

アイドリング

51~54℃で安定しています。

 

一週目

最後のほうで、95℃を迎え、サーマルスロットリングが発生しました。

 

温度計測 (加工後)

計測条件

CPU:Ryzen9 3950X

CPUクーラー:Thermalright AXP90-X36 【加工有】

室温:27℃

計測結果

アイドリング

44℃~47℃で安定しています。

 

一週目

83℃で1週を終えました。

 

10分間ベンチ

最高温度は94℃で固定。3週目に最高温度に到達し、平均は大体93℃前後でした。

これなら大健闘じゃないでしょうか!!!

 

使用工具

このセットはコストパフォーマンス抜群ですが、精密ドライバーセットはよく分からないメーカーが出たり入ったりするので、とりあえず3,000円以下のモノを購入しておけば間違いないです。

 

銅を切断するのに使用しました。

リューターもぶっちゃけ何でもいいですが、あまり安物買うと、軸の芯がブレがちな製品があります。

私はこのプロクソンを使っていますが、これじゃなくても良いとは思います。

 

このタイプの大きいリューターも持っていますが、パワーがある分音が大きいです。

手も痺れるし、回転数落としても速めなので精密加工には不向きです。

 

銅のフィンを作るのに使いました。マキタや日立やレベルのモノは、DIYには特に必要ありません。安物でも十分使えます。高いものは速度調節機能があります。

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