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2021年に入ってから中古バイクの高騰が異常です。コロナによる3密回避のためのアウトドア需要であったり、コロナによって一時的に生産ライン停止したために、需要と供給のバランスが崩れただと予想します。
これからバイクに乗りたくてバイクって高いなーと思っている方、最近のバイク高すぎるのでは、と思っているヘビーユーザーの方、ここで事実を目の当たりにしましょうw
目次
今回の調査車種要件
今回の調査方法はオークファンという、ヤフオクやメルカリなどの中古フリマサイトの過去取引データを参照しているサービスです。
このツールから、ヤフオクのデータに限定して、2011年~2021年のデータを参照しています。
今回の調査では以下を調査要件としています。
【前提条件:ヤフオクで、バイク全体の相場が分かること】
- キーワード:バリオス
- 除外キーワード:ジャンク / 部品取り / 書類無
- カテゴリー:バイク車体 / 車体
- データ数:9,641
- キーワード:XJR400
- 除外キーワード:ジャンク / 部品取り / 書類無
- カテゴリー:バイク車体 / 車体
- データ数:5,323
バリオスとXJR400にした理由としては、世代を問わず超人気車種であること、10年以上前からある車両であることです。CB400SFとXJR400で悩んだのですが、私が空冷4気筒エンジンが好きなので、XJR400にしましたw
データの精度に関してですが、今回は特定の車種に絞り込みたく無いので、様々な車種が紛れ込んでいることを想定しています。例えば以下のタイトルは、CBX400Fの商品ですが、XJR400で検索してもヤフオクの検索に引っ掛かります。
例:【CBX400F 車検2年付き レストア済み CB400SF XJR400 ゼファー400 旧車 人気 ネイキッド 空冷4気筒】
この前提で今回はデータを取りました。ということで、相場表を見てみましょう。
ヤフオク落札相場 10年で比較
バリオス (国内250㏄ バイク)
平均値 | 中央値 | |
2011年 | ¥110,680 | ¥101,010 |
2012年 | ¥124,711 | ¥121,000 |
2013年 | ¥130,603 | ¥130,000 |
2014年 | ¥134,159 | ¥135,500 |
2015年 | ¥132,785 | ¥135,000 |
2016年 | ¥128,628 | ¥126,000 |
2017年 | ¥124,545 | ¥121,000 |
2018年 | ¥130,770 | ¥127,000 |
2019年 | ¥137,218 | ¥133,750 |
2020年 | ¥167,694 | ¥162,000 |
2021年 | ¥224,410 | ¥219,000 |
XJR400 (国内400㏄ バイク)
平均値 | 中央値 | |
2011 | ¥140,254 | ¥142,500 |
2012 | ¥142,574 | ¥137,000 |
2013 | ¥145,759 | ¥145,000 |
2014 | ¥156,745 | ¥150,000 |
2015 | ¥153,577 | ¥150,000 |
2016 | ¥144,999 | ¥148,500 |
2017 | ¥151,854 | ¥150,000 |
2018 | ¥147,660 | ¥150,000 |
2019 | ¥161,609 | ¥160,000 |
2020 | ¥210,955 | ¥200,000 |
2021 | ¥304,289 | ¥278,500 |
中古市場が高騰している原因特定
コロナが100%関係しているかどうかは断言出来ませんが、以下の企業の決算短信を見ると、どこの企業も昨年対比では売上増です。
直接の売買に直結している企業は結構伸びています。
直接車体売買の企業では無いですが、やはり微増です。グーバイク運営企業については、どちらかというと広告会社になるので、因果関係は何とも言えないところです。
このことから、バイク業界はコロナ特需を迎えていると考えて良いでしょう。
マーケットのイメージを図にするとこんな感じですよね。
本来10万円だったはずの中古マーケットが
車体減少により、その1台がどうしても欲しい人が予算を増やして18万円出してきます。それによって業者間での価格も吊り上げられ、オークション形式にしたとしても、業者よりかは安く欲しいけど今は車種が少ないから予算を上げなきゃ、という形で価格が吊り上がります。
まとめ
これからバイクが欲しい人にとっては悩ましい状況ですね。今どうしても必要ということでなければ、今年は一旦様子見をしても良いかもしれません。
肌感ですが、業者が高額な価格設定をしているバイクは売れ残り、個人売買で1円スタートや、低価格スタートのバイクに限ってはどうも価格が若干落ち着きを取り戻している様子です。
今は少し待ってみるもの得策かも。コロナが落ち着き、また屋内遊びができるようになれば、バイクは以前の通り下火の業界へ戻ると予想します。